DLNA対応ソフトウェア
−比較・特徴・使い方−

パソコンをホームネットワークに接続して、デジタル家電機器や周辺機器、 モバイル機器などとの連携により放送・動画・画像・音楽などのコンテンツを共有利用する場合、 機器間相互接続方式のDLNAに対応する機器が広く使われるようになり、 パソコンではDLNA対応のソフトウェアをパソコン内にインストールして使用するようになっています。
このようなDLNA対応ソフトには、
 ・DLNA対応サーバソフト
 ・DLNA対応クライアントソフト
がありますが、DLNA対応サーバソフトが搭載されていれば、パソコン内のコンテンツをホームネットワークを介して他のDLNA対応機器に配信することができ、 DLNA対応クライアントソフトが搭載されていれば他の機器のコンテンツを再生するクライアント機器としてパソコンを使えます。
また、デジタル放送番組を扱うには著作権保護方式のDTCP-IPにも対応している必要があるので、 扱えるコンテンツが動画/画像/音楽だけか、放送番組も扱えるかによってDLNA対応ソフトは分類できます。

動画/画像/音楽コンテンツを他の機器へ配信できる代表的なDLNA対応サーバソフトとしては、「B's 動画 on TV」、 「Windows Media Player 12」などがありますが、これらはクライアントソフトとしても利用できます。
また、DLNAには正式準拠していませんがDLNAやUPnPなどの接続方式に対応しているクライアント機器にコンテンツを配信できるサーバー専用ソフトとしては、 「Mezzmo」、「TVersity」などがあります。

次に、動画・静止画・音楽だけでなくデジタル放送番組もホームネットワークを介して再生できる代表的なクライアントソフトとしては、 「PowerDVD 14 Ultra(及び、前バージョンのPowerDVD 13 Ultra、PowerDVD 12 Ultra)」、「SoftDMA 2」、「DiXiM Digital TV Plus」などがあります。
なお、PowerDVD 14/13/12 Ultraは動画/画像/音楽コンテンツのサーバー機能も備えています。

以下では、

  • DLNA対応ソフトウェアの比較
  • DLNA対応ソフトウェアの特徴と使い方
  • DLNA対応ソフトウェアの入手方法

について紹介します。

DLNAの概要やDLNA対応機器などについては、「DLNAとは」 の
ページにまとめてあります。
DLNAには3つのバージョンがありますが、詳細については「DLNAのバージョン」のページをご覧ください。

<注目情報>
DLNA認証を運営していたDigital Living Network Allianceは2017年1月に解散を発表しました。 非営利の事業者団体として13年間にわたり2万5,000種類、40億台のデバイスを認証してきましたが、今後のDLNA認定やテストなどの機能は、 2017年2月1日から米国のSpireSpark Internationalが継承します。
既存のガイドラインや認証手順などは変わらず、関連製品に関しては影響がないとしています。




DLNA対応ソフトウェアの比較

DLNA対応ソフトウェアは上記しましたようにサーバー機能を備えているか、クライアント機能を備えているかによって分類でき、 更に、対象となるコンテンツが動画・静止画・音楽だけか、デジタル放送だけか、全てのコンテンツに対応しているかによって分類できるので、 全体をまとめた表を以下に示しました。
この表の中で、「DLNA相当」はDLNAでも採用されているUPnPプロトコルを利用しており、DLNAとほぼ同じように使えます。 また、DLNAでは採用していないファイル形式でも変換して配信できるなど高機能な特徴を備えています。
なお、スマートフォンに搭載されているiOSやAndroid等のOSで使用できるDLNA対応ソフトウェア(アプリ)については、 「DLNA対応スマートフォン」のページにまとめてあります。


対応コンテンツ サーバソフト クライアントソフト

デジタル放送

PC用チューナー向け専用ソフト
 例:DiXiM Media Server 3
   for mAgicTV(IO DATA)


デジタル放送
動画
静止画
音楽

PC搭載ソフト
 ・VAIO Media Plus、他


PC搭載ソフト
 ・VAIO Media Plus、他

PowerDVD 14 Ultra
PowerDVD 13 Ultra
PowerDVD 12 Ultra

SoftDMA 2

DiXiM Digital TV Plus

動画
静止画
音楽

PowerDVD 14 Ultra
PowerDVD 13 Ultra
PowerDVD 12 Ultra

B's 動画 on TV

Windows Media Player 12

Nero MediaHome

Mezzmo

TVersity(DLNA相当)


B's 動画 on TV

Windows Media Player 12

他(各種)





DLNA対応ソフトウェアの特徴と使い方

放送番組のサーバーソフト
デジタル放送に対応しているサーバソフトとしては、PC用デジタル放送チューナーで録画した番組を配信するサーバソフトがあります。 例えば、IO DATAのPC用デジタル放送チューナーの場合は、 「DiXiM Media Server 3 for mAgicTV」を使用することにより、 録画番組をホームネットワークを介して他のDLNA(及びDTCP-IP)対応機器で再生することができます。
また、録画されたデジタル放送番組を配信できるソフトとしては、 パソコン内にプリインストールされている各メーカー独自のDLNA対応ソフトがあります。 例えば、ソニーVAIOの一部機種には、「VAIO Media Plus」が搭載されています。動画・静止画・音楽だけでなく、 録画されたデジタル放送番組も配信することができ、更に、コンテンツを再生することもできます。

放送番組・動画/画像/音楽のクライアントソフト
デジタルTVやBD・DVD・HDDレコーダ、nasneNAS(LAN接続HDD)等に録画されたデジタル放送や、動画/画像/音楽コンテンツをホームネットワークを介してパソコンで再生できるクライアントソフトとしては、 サイバーリンク社の「PowerDVD 14 Ultra」、「PowerDVD 13 Ultra」(前バージョン)、「PowerDVD 12 Ultra」(旧バージョン)、「SoftDMA 2」や、 デジオン社の「DiXiM Digital TV Plus」などがあります。 これらは、DRモード(TSモード)で録画された番組だけでなく、長時間録画モードで録画された番組も再生することができます。
また、「PowerDVD 14/13/12 Ultra」は動画・静止画・音楽コンテンツのサーバー機能も備えている特徴があります。

これらの詳細については、
PowerDVD 14 Ultraの使い方
PowerDVD 12、PowerDVD 13の使い方(1)−DLNAとDTCP-IPで機器連携−
PowerDVD 12、PowerDVD 13の使い方(2)−スマートフォンとの連携−
DiXiM Digital TV plusの使い方 −録画番組や動画・画像・音楽をPCでストリーミング再生−
のページにまとめてありますのでご覧ください。
「DiXiM Digital TV Plus」の取り扱いに関するビデオを「デモビデオ集」 のページに掲載してあります。

動画/画像/音楽のサーバーソフト
デジタル放送には対応していませんが、動画・静止画・音楽に対応しているソフトは、 Windows 7以降のパソコンに標準搭載されている「Windows Media Player 12」を始めとして各種あります。
その中で特徴的なサーバソフトとしては、動画のファイル形式を変換して配信する機能を備えたものがあります。 例えば、クライアント機能も備えている「B's 動画 on TV」や、DLNA対応サーバーと同じように使える「Mezzmo」、「TVersity」などです。 動画ファイルには様々なファイル形式がありますが、これを再生するクライアント機器は限定されたファイル形式(例えば、MPEG2など)の動画しか再生できない場合があります。 そこで、そのようなクライアント機器が再生できるようなファイル形式にパソコン内で変換しながら配信することができます。

また、「Mezzmo」は配信の対象となるのがパソコンのコンテンツだけでなく、 ホームネットワークに接続されているNASや他のパソコンのコンテンツも配信できる特徴があり、ファイル形式の変換機能も備えています。 詳細は、「サーバーソフトMezzmoの使い方 −PC・NASの動画/画像/音楽を配信−」のページをご覧ください。

「B's 動画 on TV」の詳細については、「B's 動画 on TVの使い方」のページをご覧ください。
「TVersity」の詳細については、「TVersityの使い方」のページにまとめてありますのでご覧ください。

<参考1>
マイクロソフトのWindows 7はDLNAに対応した初めてのOSです。従来の「Windows Media Player 11」に代わって新たに標準搭載された 「Windows Media Player 12(WMP12)」がDLNAに対応するようになり、サーバ兼クライアントソフトとして利用できます。 但し、録画されたデジタル放送をホームネットワークを介して伝送できる著作権保護方式のDTCP-IPは省かれていますので、 デジタル放送コンテンツには対応していません。

<参考2>
Nero社から発売されていたDLNA対応ソフトの「Nero MediaHome 4」は「Nero MediaHome」に変わっています。




DLNA対応ソフトウェアの入手方法

DLNA対応ソフトウェアの入手先を以下にリストアップしました。
「DiXiM Digital TV Plus」についてはIO DATA社のPC用デジタル放送チューナーやDLNA対応NASを購入すると、 「DiXiM Digital TV Plus for IO DATA」を無料で利用することができます。 録画したデジタル放送だけでなく、動画・画像・音楽の再生も可能です。
TVersityはフリーソフトでしたが2012年からライセンスキー(有料)が必要になりました。

サーバ兼クライアントソフト(放送、動画・静止画・音楽。放送番組は再生のみ)
PowerDVD 14 Ultra

クライアントソフト(放送、動画・静止画・音楽の再生)
SoftDMA 2
Dixim Digital TV Plus(パッケージ版)
DiXiM Digital TV Plus(ダウンロード版)

サーバ兼クライアントソフト(動画・静止画・音楽)
B's 動画 on TV(パッケージ版)
B's 動画 on TV(ダウンロード版)

サーバソフト(動画・静止画・音楽)
Mezzmo(ダウンロード版)
TVersity (ライセンスキーが必要)




高機能なDLNA対応ソフトウェア「PowerDVD 14」

「PowerDVD 14」はブルーレイ・DVDの再生や、動画・音楽・画像(写真)等のコンテンツを高画質・ 高音質で扱うことなどができる多機能なソフトですが、高機能エディションの「PowerDVD 14 Ultra」 はDLNA機能が強化されており、プレーヤーとしてのクライアント機能だけでなくサーバ機能、レンダラー機能、 コントロール機能などの全てをサポートしています。 更に、デジタル放送番組を再生できるDTCP-IPにも対応しています。
また、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器用のアプリとして「Power Media Player」、「PowerDVD Remote」 も提供されているので、モバイル機器との連携を行うこともできます。

「PowerDVD 14 Ultra」は「PowerDVD 13 Ultra」の新バージョンとして2014年4月に発売されました。
以下に画面例を掲載しましたが、 ホームネットワークに接続されているDLNA対応サーバー機器・サーバーソフトが自動で認識されて、 左側メニューの『ホームメディア(DLNA)』に一覧表示されています。
この中の「ケーブルテレビ」はCATVのセットトップボックスであり、これに録画されているデジタル放送番組を再生・試聴することができます。 また、「NAS-HVL1」にもデジタル放送番組がダビング保存されていますが、この番組も視聴できます。

詳細については、
PowerDVD 14 Ultraの使い方
前バージョンについては、
PowerDVD 12、PowerDVD 13の使い方(1)−DLNAとDTCP-IPで機器連携−
PowerDVD 12、PowerDVD 13の使い方(2)−スマートフォンとの連携−
のページをご覧ください。

PowerDVDの画面例

PowerDVDの画面例