ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(1)
−接続/登録設定してスマートフォンで見る−

ネットワークカメラ(IPカメラ)は、カメラ映像をホームネットワーク(家庭内LAN)やインターネットを介してパソコンやモバイル機器などに配信する機能を備えたカメラです。
パソコンなどにUSBケーブルで接続して使用するWebカメラはパソコンを起動して専用ソフトウェアを使用する必要がありますが、 ネットワークカメラはネットワーク機器として単体で動作することができ、パソコンやスマートフォン、 タブレットなどを使用して家庭内や外出先などでカメラ映像を見ることができます。

ネットワークカメラは、ビル・店舗や街中など様々な場所に設置されて主に監視用に利用されてきましたが、 小型で低価格な製品が発売されるようになり、一般家庭でも使われるようになっています。 利用目的としては、ペットや子供やお年寄りなどの様子を離れたところから知るための「見守り」や、 防犯等のために部屋の中や屋外に設置する監視モニタなどが挙げられます。

ネットワークカメラを利用する場合は、どこにでも簡単に設置できて、更に、 ”いつでも””どこでも”手軽にカメラ映像が見れることが大事です。 そのために、ケーブル配線が不要な無線LAN(Wi-Fi)で接続することができて、 スマートフォンやタブレットなどを使って高解像度のカメラ映像が見れる製品が人気があります。

Qwatch「TS-WLCAM」 ここでは、このようなネットワークカメラとして、ホームネットワークへの接続や設定が簡単に行えて、 スマートフォンの接続設定もシンプル化されているIO DATA社の製品Qwatch 「 TS-WLCAM 」(右写真)を取り上げ、 カメラ映像を家庭内や外出先などでスマートフォン(及び、タブレットやパソコン)で見る方法について紹介します。
Qwatch「TS-WLCAM」は、2012年12月に発売され、130万画素の高解像度カメラを搭載していますので、 1280x960ピクセルのHD映像も見ることができます。
また、スマートフォンで操作して、ホームネットワークに接続されたNAS(LAN接続HDD) に動画や静止画を録画・保存できる特徴があり、 更に、動体検知して画像をNASに自動で保存したり、メールで通知する機能も備えています。

以下では、実際に使用しているネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」について、

  • ネットワークカメラの接続構成例
  • ネットワークカメラをホームネットワークに接続する手順
  • ネットワークカメラの登録設定 −スマートフォンで見る場合−
  • スマートフォンでカメラ映像を見る

などについて紹介します。
なお、Qwatchは発売時に入手してホームネットワークにワイアレスで接続し、現在まで連続稼働しています。

<ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」関連ページ>
Qwatch「TS-WLCAM」で撮影しているカメラ映像をNASに録画・保存したり、その映像を再生する方法については、
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(2) −NASへの録画・保存と再生−

インターネットを介してパソコンやスマートフォン等でNASの保存映像を見る方法は、
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(3)−NASの保存映像を外部から見る−

カメラ画面内の動きを検知して映像を保存する方法については、
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(4)−動体検知してNASに映像を保存−


<最新情報>
ビューアーアプリの変更
ビューアーアプリ「LCAMView」が新たに「QwatchView」に変わりました。 但し、旧版の「LCAMView」もダウンロードしてインストールすることができます。。

ファームウェアとアプリのバージョンアップ
TS-WLCAMのファームウェアとビューアーアプリ「LCAMView」がバージョンアップされました。 ファームウェアについては映像が見えなくなく不具合が解消されています。
 TS-WLCAM ⇒ Ver.1.04(2013年9月24日)
 LCAMView ⇒ Ver.1.05(2013年9月11日)


<参考情報>
トラブル対策について
無線LANで接続できない(初期不良?)、カメラ映像が見れないなどのコメントがインターネット上で見かけることがありますが、 ほとんどのケースは設定が適切に行われていない場合が多いようです。 このようなトラブルの対策については、以下に<注意点>として記載しておきました。

<関連ページ>
ネットワークカメラ全般については、「ネットワークカメラ −特徴と製品例−」のページをご覧ください。

パン/チルト/暗視機能を備えた低価格なTENVIS社(中国)のネットワークカメラ「JPT3815」の接続設定や使い方については、
TENVISパン/チルト/暗視ネットワークカメラの使い方(1) −有線と無線で接続設定−
TENVISパン/チルト/暗視ネットワークカメラの使い方(2) −インターネットで見る−
TENVISパン/チルト/暗視ネットワークカメラの使い方(3) −スマートフォンで見る−
のページに掲載してあります。




ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の接続構成例

実際に使用したネットワークカメラの接続構成例を以下の図1に示しました。
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」は無線LANで接続し、無線LANルータはBuffalo社の 「 WZR-HP-AG300H 」を使用しています。
ここでは、ホームネットワーク内の機器にIPアドレスを割り振るルータとしてはBuffalo社の有線LANルータ 「 BHR-4RV 」を使用しており、 無線ルータはルータ機能をオフにしてアクセスポイントとして使用しています。

カメラ映像を見るスマートフォンとしては、ソニーエリクソンの「Xperia acro HD」を使用しており、 OSはAndroid 4.0にバージョンアップしてあります。
家庭内ではWi-Fiで無線ルータ(アクセスポイント)に接続してカメラ映像を見ることができ、 外出先では3G回線を利用してインターネットに接続しています。
外出先ではテザリングを利用してノートパソコンをインターネットに接続するのにも利用していますが、 この状態でもスマートフォンやノートパソコンでQwatchのカメラ映像を見ることができています。

カメラ映像を動画あるいは静止画として録画・保存するためのNAS(LAN接続HDD)は有線ルータのLANポートにLANケーブルで接続してあります。

図1 ネットワークカメラの接続構成例
(有線ルータをルータとして使用し、無線ルータはアクセスポイントとして使用)

ネットワークカメラの接続構成例




ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」を
ホームネットワークに接続する手順

ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」は有線ALN用の接続端子を備えており、更に、 IEEE802.11n/g/b対応の無線LAN子機としての機能を搭載しているので、有線LANでも無線LANでも利用できます。 設置場所へLANケーブルを配線できれば有線LANを利用し、 配線が難しければホームネットワークの無線LANルータ(あるいは、アクセスポイント)とワイアレスで接続できます。

ここでは、ネットワークカメラを無線LANルータ(アクセスポイント)に接続して使用する場合について紹介します。
無線LANルータがどこのメーカーの製品であるかによって多少異なりますが、 最近の無線LANルータはほとんどがWi-Fiに対応した簡易接続設定方式WPSにより子機との接続が簡単にできるようになっており、 本体に「WPSボタン」が備えられています。
Buffaloの無線ルータには「AOSSボタン」が付いており「WPS」も兼ねているので、これを用いて以下のように接続設定を行います。

接続設定の手順
(1)無線LANルータの「WPSボタン」を数秒程度押し続けるとライトが点滅し始める。
(2)点滅している間にQwatchの背面左下にある「WPS/初期化」ボタンを1秒程度押す。
(3)Qwatchの前面のライトも点滅を開始して、しばらくすると点滅が止まります。
LCAMView これだけの操作でネットワークカメラQwatchと無線ルータとの接続設定は終了です。
上に掲載しましたシステム構成では、無線ルータのルータ機能はオフにしてアクセスポイントとして使用していますので、 有線ルータがネットワークカメラに対してローカルなIPアドレスを割り振っています。

<注意点>
Qwatchの「WPS/初期化ボタン」を長く押し続けると、初期化されてしまい接続設定が停止してしまうことがありますので注意してください。

カメラ映像をパソコンで確認
ホームネットワークに接続されているパソコンを用いてカメラ映像が見れるかをまず確認しておきます。 そのためには、下記の2つのソフトウェアをダウンロードしてインストールします。
 (1)Magical Finder
 (2)Active X
これらのダウンロードやインストールは、製品添付の『セットアップガイド』に従って行えば簡単にできます。 インストールが終わるとデスクトップに「Magical Finder」のショートカットが作成されるので、 これをダブルクリックして表示される画面で「ブラウザ」を選ぶと、以下の画面例(図2)のようにカメラ映像がブラウザで表示されます。
次回からはブラウザのURLにQwatchのIPアドレスを入力すれば、このカメラ映像を画面を表示できます。

カメラ映像の操作
ブラウザ画面の下部にあるアイコンをクリックするとカメラ映像の録画や表示形態を操作できます。 左から順に下記の操作が行えます。

  • 静止画をパソコン内に保存
  • 動画をパソコン内に保存
  • 静止画をNASに保存
  • 動画をNASに保存
  • 見ている映像を全画面表示
  • デジタルズーム(範囲を指定して最大4倍まで)

Qwatchの各種設定
次に、ブラウザ画面の右上の「設定」をクリックすると以下のようなQwatchの各種設定を行うことができます。
 ・基本設定
 ・ビデオ
 ・動作検知(動体検知)
 ・システム
 ・システム情報

図2 ネットワークカメラのビューアーと各種設定

ネットワークカメラのビューアーと各種設定




ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の登録設定
−スマートフォンで見る場合−

家庭内のホームネットワークに接続されているネットワークカメラをスマートフォンが認識するように初めに登録設定を行います。
QwatchView 通常は、自宅のルータとの接続設定や外部のダイナミックDNSサービスの申し込みなどを事前に行う必要がありますが、 Qwatchの場合はこれらの設定手続きを自動で行ってくれる登録設定用の無料アプリが提供されているので、Qwatchの登録が簡単になっています。
LCAMView  新版アプリ:「QwatchView」(右上写真)
 旧版アプリ:「LCAMView」(右下写真)
以下では、「LCAMView」を用いた場合について紹介していますが、「QwatchView」も場合も操作手順は殆ど同じです。

また、両者ともカメラ映像を見るためのビューアーとしても利用しますが、カメラ映像の表示や操作画面は異なっています。

Qwatchの登録手順
(1)「LCAMView」をGoogle PlayかAppStoreからスマートフォンにダウンロードする。
(2)「LCAMView」を起動すると、「手動設定」と「QRコネクト+」が表示される。
(3)「QRコネクト+」を選び、製品に添付されている「かんたん接続シート」
   のQRコードを読み取る。
これだけでQwatchが自動登録されるので、登録設定は終了です。
Qwatchが認識されていれば「LCAMView」の画面内にカメラ映像が表示されます。

始めに上記の登録設定が終わっていれば、次回からは「LCAMView」を起動するだけでカメラ映像が表示されるようになります。

Qwatchが複数台ある場合は、それらを個別に登録していきます。 1台のスマートフォンに登録できるQwatchの数は最大で24台です。 また、「LCAMView」のビューアー画面に表示できるカメラ映像は最大で4台分まで可能です。

<注意点>
Qwatchが登録されずカメラ映像が見れない場合は、 ホームネットワーク内のルータのカメラ接続用ポートが外部から認識できないことが主な原因となります。
このようなケースでは、使用しているルータ(IPアドレスは、102.168.*.1)の設定画面で「アドレス変換」を行い、 カメラ接続用ポートを開放する必要があります。 また、手動設定でQwatchを登録することも解決手段となります。




スマートフォンでQwatch「TS-WLCAM」の映像を見る

LCAMView ネットワークカメラの映像をスマートフォンで見るには、登録設定に用いたアプリ「LCAMView」(右写真)がそのままビューアーとして利用できます。
なお、現在は「LCAMView」の新版「QwatchView」がGoogle Playなどで提供されていますが、 以下では「LCAMView」を使用しています。

「LCAMView」を起動すると、登録してあるネットワークカメラQwatchを探し出して、 以下のスマートフォン画面のようにカメラ映像が表示されます。

<注意点>
ホームネットワークを介して見る場合はスマートフォンのネットワーク設定で「Wi-Fi」をONしておき、 スマートフォンのデータ通信回線を介する場合はOFFにしておきます。

また、下部に並んでいる4つのアイコンは、左側から順に

  • 輝度、彩度、鮮明度の設定(それぞれ5段階)
  • NASに静止画を保存
  • NASに動画を録画
  • スマートフォン本体に静止画を保存

を行うことができます。
なお、「LCAMView」(新版は「QwatchView」)のバージョンによってはアイコンの表示形態が変わることがあります。
NASに動画や静止画を保存するには事前にNASの「共有フォルダ設定」と、Qwatch設定画面で「NAS保存設定」を行っておく必要があります。 詳細は、
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(2) −カメラ映像の録画・保存と再生−
のページをご覧ください。


「LCAMView」の画面例(1)
<解像度:640x480>

「「LCAMView」の画面例(1)

「LCAMView」の画面例(2)
<カメラ映像を拡大した場合>

「LCAMView」の画面例(2)


「LCAMView」の画面例(3)
<スマートフォンのMENUでアイコンを追加表示した場合>

「LCAMView」の画面例(3)


「LCAMView」の画面例(4)
<スマートフォンを横にした場合>

「LCAMView」の画面例(4)



<ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」関連ページ>
Qwatch「TS-WLCAM」で撮影しているカメラ映像をNASに録画・保存したり、その映像を再生する方法については、
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(2)−NASへの録画・保存と再生−

インターネットを介してパソコンやスマートフォン等でNASの保存映像を見る方法は、
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(3)−NASの保存映像を外部から見る−

カメラ画面内の動きを検知して映像を保存する方法については、
ネットワークカメラQwatch「TS-WLCAM」の使い方(4)−動体検知してNASに映像を保存−