ホームネットワークシステムの動向・展開
Lanhomeサイトでは、ネットワーク通信機能を備えている様々なデジタル機器をホームネットワーク(家庭内LAN)に接続して、 放送・動画・画像・音楽などのマルチメディアコンテンツやインターネット情報、家庭内情報等を活用するホームネットワークシステム作りを推進しており、 関連する機器やソフトウェアなどの使い方を紹介しています。
ホームネットワークに接続できるホーム機器としては、下記のように多くの製品があります。
- デジタルTV、BDレコーダー、全録レコーダー等のAV家電機器
- ネットワークオーディオ機器
- デスクトップPC、ノートPC、スティックPCなどのパソコン(
- NAS(LAN接続HDD)、ネットワークメディアプレーヤー等の周辺機器
- スマートフォン、タブレット等のモバイル機器
- デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ネットワークカメラ等のカメラ機器
- PS3/PS4やXbox360/Xbox One等のゲーム機
- デジタルフォトフレーム、プロジェクター等のディスプレイ機器
- HDMI接続デバイスなどのTV周辺機器
- その他
また、最近ではスマートホームやIoT(Internet of Things)が注目されるようになり、
- 生活家電
- ネットワークオーディオ機器
- セキュリティ機器(
- センサーデバイス
- 見守りシステム
- 生活補助機器
なども通信機能を備えるようになって、家庭内の製品のネットワーク化が拡大してきました。 これらの多くは無線でホームネットワークに接続できるようにWi-Fiに対応するようになっています。
更に、音声認識機能を備えたスマートスピーカーなどの新規製品が発売されるようになり(米国等の英語圏で)、
AI機能を持つホームアシスタントロボットなども製品化が進められています。
人とのコミュニケーションを行ったり、機器のリモート操作ができるなどの特徴の他に、
各製品毎に独自の特徴を持つようになっています。
ネットワーク機能を有するデジタル機器をホームネットワークに接続した「デジタルホーム」は機器を物理的に接続しただけでなく、 ユーザーに様々な機能・働きなどを提供するホームシステムの一形態ですが、更に、 コンテンツ・情報の内容やユーザーインターフェースなどの使い易さ等に着目した賢いシステム「スマートホーム」へとホームネットワークシステムは展開してきています。
このようなホームネットワークシステムについて、現在に至る製品動向・技術動向の概要や注目ポイントを整理してまとめた年表を以下に掲載しました。
図1 ホームネットワークシステムの種類と構成機器
表1 ホームネットワークシステム(デジタルホームシステム)の動向、展開
動 向 | 内 容 | 年度 |
スマートホームの新展開 |
音声で家電等をリモート操作できる機器「ノールックAI家電」の製品化
IoTの通信規格を家庭内でも応用。 |
2017 |
スマートホームサービスが拡大 VR(Virtual Reality)元年 |
スマートホームのセキュリティー、ホームオートメーションへの取り組み。
様々なモノがインターネットに繋がる動き、サービス
VRのディスプレイデバイスである新型のHMD(Head Mounted Display)が発売開始。 |
2016 |
定額動画配信サービスが拡大 スマートTVの新展開
4K放送の実用化
スティック型PCが拡大 |
Netflix、eTV、Amazonプライムビデオ等がサービスを開始。視聴用のHDMI接続デバイスも発売された。
スマートテレビ向けのOSを各メーカーが発表。
4K放送サービスが増加
スティック型PCの新製品が次々と発売された。
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2015 |
4K試験放送開始
テレビ視聴の新展開
デジタルTVの使い方 |
4K試験放送が6月2日13時スタート。
家庭のチューナーで受信した放送を外出先でも デジタルTVのHDMI端子に小型デバイスを接続
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2014 |
4Kテレビを発売。 |
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2013 |
テレビの使われ方が更に拡大 |
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2012 |
テレビの使われ方が変化 |
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2011 |
ホームシステムの新展開 |
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2010 |