動画・音楽コンテンツの再生プレーヤーソフト
インターネット上の動画共有サービスサイトや音楽サービスサイトなどからダウンロードした動画や音楽をパソコンやNASに保存して、
これらをパソコンで再生・視聴するには動画や音楽のファイル形式(フォーマット)
に対応しているプレーヤーソフトが必要になります。
このようなプレーヤーソフトには無料でダウンロードできるフリーソフトや、高度な機能を備えた有料ソフトがありますが、
通常は、フリーソフトをパソコンにインストールしておけば、ほとんどのファイル形式の動画・音楽を再生することができます。
代表的なプレーヤーソフトとしては、マイクロソフト社が開発してWindows OSに標準で付属している「Windows Media Player」や、
iTunesを利用する時に必要となるApple社開発の「Quick Time」があります。
この他にも、インターネット上でよく使われるフォーマットのFLVやMP4など様々なファイル形式に対応して多機能な「GOM Plater」や
「VLC Media Player」、動画のダウンロード機能がある「Real Player」など多くのプレーヤーソフトがあります。
以下では、代表的なフリーのプレーヤーソフトを取り上げ、概要や特徴を紹介します。
なお、ファイル形式(フォーマット)の詳細については、「ファイル形式(フォーマット)と変換」のページで解説してありますので参照してください。
Windows Media Player(WMP)
Microsoftが開発した代表的なプレーヤーソフトであり、Windows OSに標準で含まれています。
MPEGやWMVなど主要なフォーマットに対応。
最新バージョンは、DLNAに対応しているWindows Media Player 12(Windows 7以降に搭載)ですが、
OSがVistaやXPの場合は、Windows Media Player 11(Windows Media Connect機能を搭載)となります。
Win2000以前は、Windows Media Player 9までが使用できます。
Windows Media Player 12、11を用いると、他のパソコンの共有コンテンツをホームネットワークを介して再生・視聴することもできます。
⇒詳細は、「パソコンの使い方」のページをご覧ください。
Windows Media Playerの画面例
GOM Player
ロースペックのパソコンでも軽快に動作し、シンプルで使いやすいのが特徴となっています。
多くのコーデックを内蔵しており、様々なファイル形式を再生できます。
動画や音楽を再生する際に詳細な設定を行えるなど多様な機能を備えており、
動画のワンシーンや連続シーンのキャプチャーをすることもできます。
各種機能の操作メニューは画面上で右クリックすると表示されます。
GOM Playerの画面例
VLC media player
DVDも再生できる特徴があります。
各種OS(Windows、Mac OS X 、BeOS、Linux、FreeBSD、他)用のプレーヤーが用意されています。
また、TCP、UDP、RTPなどのプロトコルを選んで動画を送信できる機能があります。
VLC media playerの画面例
Quick Time Player
Apple社が開発したプレーヤーソフトであり、通常は無料でダウンロードできますが高機能なProバージョンは有料となっています。
新しいビデオコーデックH.264によりHDビデオを再生できます。
iTunesのコンテンツを利用する場合は、Quick Timeが再生に使用されるので、パソコンにインストールしておく必要があります。
Quick Time Playerの画面例
Real Player
リアルネットワークス社のプレーヤーソフトです(有料バージョン有り)。
50種類以上の動画・音楽に対応しています。
Real Playerをパソコンにインストールしておくと、YouTubeの動画画面を表示した時に画面の右上にダウンロード用のタブが現れるので、
これをクリックすると動画をパソコンに保存することができます。
また、ライブ映像の保存も可能です。
ダウンロードしたファイルは手持ちのポータブル・デバイスに転送可能です。
Real Playerの画面例
DivX Player
DivX社のプレーヤーソフトです(有料バージョン有り)。
画質を落とさずに、サイズを小さくできるDivXファイル(MPEG2の約1/4)のプレーヤーであり、
そのほかにAVI、MKV、MP4、MOVなども再生できます。
DivX Playerの画面例