Xbox360の使い方
-特徴・動画再生・設定-
Xbox360はネットワーク機能・プレーヤー機能を利用して、
ホームネットワーク(家庭内LAN)
に接続されたパソコンなどのコンテンツサーバ機器に保存されたマルチメディアコンテンツ(動画、静止画、音楽)
をテレビで視聴できるネットワークメディアプレーヤーとしても活用できる特徴があります。
特に、Xbox360は相互接続方式のMCXやWMCに対応していますので、
Windows Media Center対応のパソコンやWMP11を搭載してあるパソコン内のコンテンツをホームネットワーク
(家庭内LAN)を介して視聴することができます。
Xbox360は通常、テレビに接続してローカルなゲーム機として使用したり、 公衆回線(WAN)に接続してインターネットサービスを利用したりしますが、 更に、パソコンに保存・録画したコンテンツを、 ホームネットワークを介して、離れた場所にあるテレビ(アナログ、デジタル) でまとめて利用・視聴できますのでXbox360の活用範囲が広がります。
以下では、
- Xbox360の特徴
- パソコン内のコンテンツ(動画・静止画・音楽)をネットワークを介して再生する方法
・Windows Media Centerを使用する場合
・Windows Media Playerを使用する場合
・TVersityを使用する場合 - Xbox360のシステム設定
等について紹介します。
<Xbox360のDLNA対応>
Xbox360は2012年9月にアライアンスの認証を獲得して機器間相互接続方式DLNAに対応するようになりました。
DLNAのプレーヤー機能(DMP)を備えているので、
DLNA対応のNAS(LAN接続HDD)などに保存されているコンテンツを再生することができます。
Xbox360の特徴
Xbox360はPS3とは異なり、採用している主要な機器間相互接続方式はMCX (Media Center Extender)です。 従って、MCXのサーバソフトであるWindows Media Centerを搭載しているパソコン (Windows Vista Premium、UltimateやWindows XP Media Center Edition)がコンテンツサーバ機器となります。
更に、WMC(Windows Media Connect)にも対応していますので、 Windows Media Player 11を搭載しているパソコンとも接続することができ、 保存されたマルチメディアコンテンツをホームネットワークを介して視聴することができます。
また、ホームネットワークに接続されたパソコンにコンテンツサーバソフト「TVersity」をインストールしておくと、
Xbox360からTVersityにアクセスすることにより各種ファイル形式のコンテンツを再生・視聴することができます。
特に、トランスコード(ファイル形式の変換)機能が利用できますので、
下記の基本仕様のファイル形式以外のコンテンツも再生できる特徴があります。
⇒ TVersityに関しては、「TVersityの使い方」のページをご覧ください。
Xbox360で再生できる動画のファイル形式(基本仕様)
- WMV7、WMV8、および WMV9(Windows Media DRM で保護されたWMVも対応)
・最大解像度 1920 x 1080 (1080p)
・Windows Media オーディオ スタンダード
・WMA プロ オーディオ - MPEG-1 (MPEG-1 レイヤー I/II オーディオを伴う)
- MPEG-2
・最大解像度 1920 x 1080 (1080i)
・AC-3、MPEG-1レイヤー I/II オーディオ
Xbox360で再生できるオーディオのファイル形式(基本仕様)
- WMA7 から WMA9 まで(Windows Media DRM で保護されたWMAも対応)
- WMA プロフェッショナル(Windows Media DRM で保護されたWMA プロも対応)
- WMA ロスレス(Windows Media DRM で保護された WMA ロスレスも対応 )
- MP3
- その他の形式 (PC にインストールされたデコーダが DirectShow 対応で PCM 出力)
Windows Media Centerを使用してつなぐ
パソコン内の動画・静止画・音楽等のコンテンツをXbox360で視聴するには、
パソコンに搭載されたWindows Media Centerを利用する方法がまずあります。
Xbox360を接続したテレビに表示される最初のメニュー画面から「Xbox360」を選び、
その中の「Windows Media Center」を選ぶと、ホームネットワークに接続されたパソコンの
「Windows Media Center」に接続できます(以下の画面例を参照)。
「メニュー」→「Xbox360」→「Windows Media Center」→「フォルダ」
Windows Media Center を使用してつなぐ際の画面例
(Windows Media Centerをクリックする)
Windows Media Playerを使用してつなぐ
パソコンに搭載されたWindows Media Player11を利用すると、
パソコン内の動画・静止画・音楽等のコンテンツをXbox360で視聴することができます。
Xbox360を接続したテレビに表示される最初のメニュー画面から「Xbox360」を選び、
その中から例えば動画(ビデオ)の場合は「ビデオライブラリー」を選びます。
次に、表示される「機器の選択」の中から「WMP11」を選ぶと、Windows Media Player 11で公開設定したフォルダが表示されるので、
その中の動画コンテンツを再生することができます(以下の画面例を参照)。
なお、音楽の場合は「音楽ライブラリー」を、静止画の場合は「画像ライブラリー」を選びます。
「メニュー」→「Xbox360」→「ビデオライブラリー」→「機器の選択のWMP11」→「フォルダ」
ビデオライブラリーを選ぶ
ビデオライブラリーを選択すると表示される画面(⇒WMP11を選択する)
TVersity を使用してつなぐ
パソコンにコンテンツサーバソフト「TVersity」(フリーソフト)をインストールしておくと、
パソコン内の動画・静止画・音楽等のコンテンツをXbox360で視聴することができます。
Xbox360を接続したテレビに表示される最初のメニュー画面から「Xbox360」を選び、
その中から例えば動画(ビデオ)の場合は「ビデオライブラリー」を選びます。
次に、表示される「機器の選択」の中から「TVersity」を選ぶと、TVersityで公開設定したフォルダが表示されるので、
その中の動画コンテンツを再生することができます(以下の画面例を参照)。
また、TVersityを使用すると、ファイル形式の変換機能を利用して各種のファイル形式のコンテンツを再生することが可能になります。
更に、TVersityは各種インターネット映像サービスサイトに接続して、動画コンテンツを配信する機能を持っていますので、
Xbox360を用いて、Google TVやInternetTV等を視聴できる特徴があります。
「メニュー」→「Xbox360」→「ビデオライブラリー」→「機器の選択のTVersity」
→「フォルダ」
ビデオライブラリーを選択すると表示される画面(⇒TVersityを選択する)
TVersityで共有設定したフォルダを表示
Xbox360のシステム設定
Xbox360を接続したテレビに表示される最初のメニュー画面から「Xbox360」を選び、 その中の「システム設定」を選ぶと、各種設定の確認や変更を行うことができます(以下の画面例を参照)。
「メニュー」→「Xbox360」→「システム設定」→「各種設定項目」
「Xbox360」の中のシステム設定を選択
システム設定の中から設定項目を選択